非常用照明 交換用バッテリー【価格改定情報】2025年 主要メーカーのスケジュール

昨今の世界情勢により、さまざまな商品の値上げ・価格改定が続いていますが、非常用照明の交換用バッテリーも、2025年4月以降に主要メーカー各社による価格改定が行われています。(簡単に言うと「2025年、非常灯の交換用バッテリーの価格が、1.5倍に値上がりした」ということです…!)

現在判明している、主要メーカーの交換用バッテリー価格改定時期は以下の通りです。

  • パナソニック: 4/1出荷分より(HP) ・50%値上げ
  • 東芝ライテック: 6/1出荷分より(HP)・20~50%値上げ
  • 三菱電機照明: 7/1出荷分より(HP)・50%値上げ

※例えば、よく目にする数多く使われているバッテリー型番の価格は下記のように変更なります。(メーカー希望小売価格(円)<税抜>)

メーカー 型番 旧・価格 新・価格 値上額(割合)
パナソニック FK796KJ 18,200 27,300 9,100(1.5倍)
FK700 8,400 12,600 4,200(1.5倍)
東芝ライテック 3HR-CY-BEB 12,100 14,600 2,500(1.2倍)
3HR-AH-BEB 20,400 30,600 10,200(1.5倍)
三菱電機照明 3N30JA 23,800 35,700 11,900(1.5倍)
3H15DD 11,400 17,100 5,700(1.5倍)

価格改定の背景には、近年続く原材料費やエネルギー価格の上昇、物流コストの増加、人件費・生活必需品の値上げなど、様々な要因があると考えられます。具体的な改定幅については、各メーカー・各商品について確認する必要がありますが、今後の建物維持管理のコスト計画において考慮に入れておくことをお勧めします。

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価格改定がもたらす影響と、推奨される対策

今回の価格改定は、建物のオーナー様や管理者様にとって、維持管理コストの増加という形で影響が出る可能性があります。特に設置台数の多い建物や、複数の建物を管理されている場合は、計画的な対応が求められます。

つきましては、以下の対策をご検討されることをお勧めいたします。

  1. 設置状況の確認と計画的な交換:
    • まずは、建物に設置されている非常用照明器具について、メーカー、型番、設置年、そして過去にバッテリー交換を行ったことがあればその時期をご確認ください。(機器を管理・把握するための台帳作成・整備が望ましいです)
    • バッテリーの一般的な寿命は4~6年とされています。この時期が近づいている、あるいは既に超過している場合、非常照明が30分間点灯しない器具数が徐々に増えてくることが予想されます。交換予定を検討・立案されることをお勧めします。
    • 弊社のような専門業者にご相談いただければ、点検と合わせて現状の確認、交換計画の立案サポートをいたします。
  2. 維持管理予算への反映:
    • 今回の価格改定を踏まえ、次年度以降の維持管理予算や修繕計画に、バッテリー交換費用を適切に組み込むことをお勧めします。交換時期を分散させるなど、長期的な視点での計画立案をすることで、経済的な負担軽減につながり設備の良好な維持管理が継続できます。
  3. LED器具への更新という選択肢:
    • このようにバッテリーの価格が上がったことで「古い器具で高い交換用バッテリーを使うより、新しい器具に交換したほうが安上がり」というケースも十分出てくると思います。
    • 現在、白熱灯タイプ、蛍光灯タイプの古い非常用照明器具をご利用の場合は、器具全体を省エネルギー性能に優れたLED一体型へ更新することも有効な選択肢です。
    • LED管球は長寿命で消費電力も少ないため、ランニングコストの削減や管球交換の手間の軽減が期待できます。初期投資は必要となりますが、長期的なコストメリットを考慮する価値は十分にあります。器具更新に関するご相談も承っております。

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非常用照明のバッテリー交換や定期点検、その他、建物設備のメンテナンスに関するご相談やお見積もりのご依頼は、どうぞお気軽に弊社までお問い合わせください。皆様の建物の安全確保をサポートさせていただきます。

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