パナソニックのLED非常照明がモデルチェンジするようです。まだこの間出たばかり、という感覚なので、速いですね。
変更点を簡潔に言えば、値段はそのままで、より、省エネになり、軽くなり、小型になり、すべて自己点検機能が付いて、電池も安くなって、取付も簡単になった、ということで非常に良いことづくめのようです。
新旧の代表的なもの(よく見かけるもの)を比較してみます。
埋込穴径φ100で比較 | |||||||
外観 | 発売時期 | 埋込穴径 | 埋込高 | 質量 | 消費電力 | 交換電池 | |
LB91630 | 2016年3月迄 | φ100mm | 133mm | 0.9kg | 2.0W | FK796KJ | |
NNFB91630 | 2016年3月迄 | φ100mm | 133mm | 0.7kg | 1.5W | FK825K | |
NNFB91605 | 2016年3月~ | φ100mm | 74mm | 0.5kg | 1.0W | FK701 |
気になる点は、φ100とφ150で電池が同じ、φ100は高さ半分!、消費電力が更に低下、というあたりです。
消費電力で、φ150の、まだ良く見かけるLB92660PとNNFB91615を比較すると、その差は2.8W。1年間の電気代差額は、x24x365x(1/1000)x30(※)=735.84円、となります。
※東京電力、従量電灯B,Cの第3段階料金は1kWhあたり29円93銭≒30円で計算
電池(バッテリー)の希望小売価格も、FK608(→後継FK864C)が¥22,500、FK701が¥9,500と、半額以下になっています。
計算してみると、電池を6年毎に交換するペースでも、約13年で元がとれる、という結果になりました。通常照明でなく非常時点灯型の非常照明でもこうしたコスト削減のロジック・ベースで検討できるというのは、技術の進歩を実感するとともに、開発された方々の努力に頭が下がります。施工する側もされる側も、器具交換のメリットがよりしっかり感じられるので、気分良くより前向きに検討できるでしょう。